エンターテイメントの証券化事業の立ち上げを行った亀田氏と、銀行の立場から映画投資に携わってきた寺嶋氏の自伝の様なもの。 体験談ベースなので読みやすく、また業界毎の文化の違いに起因する問題など、サラリーマン的に感情移入できる話題も多い。
直球過ぎるタイトルはむしろ清々しい。 帯に竹本泉先生のイラストがあるので、公認なのだろう。
連載しているGAMESIDEという雑誌は知らなかったが、ユーズド・ゲームズの後継らしい。小松崎茂先生が表紙を描いておられた頃は読んでいたが、このマンガを見る限り今もあまり雰囲気は変わっていないのかも知れない。
実は今まで制御工学の勉強をしたことがなかったので、まずはブルーバックスから。
工学部生向けの入門書という位置付けの本なので、素人にもわかりやすい。 また、比較的目に見えないところで活用されていることが多い制御工学の適用事例も豊富なので、最後まで興味を持って読めた。
様々な理由で自主的に封印されている作品を追ったルポルタージュ。
俎上に載せるのは、ウルトラセブン第12話、怪奇大作戦第24話、映画・ノストラダムスの大予言、ブラック・ジャックの2つのエピソード、そしてO157予防ゲーム。最後の一つだけが少々異質というか蛇足な感じもするが、著者の思い入れがある様なので仕方ない。
一部に明確な真相にたどり着けていない消化不良なものもあるが、関係者へのアポも取れないような状況でよくここまで調べたものだとは思う。

久しぶりに麻雀古書を購入。 杉浦末郎による麻雀入門第一歩。 残念ながら初版ではなく、昭和29年 (1954年) の再販版。
初心者向けの二十二麻雀の入門書であり、ルール説明自体にはさほど目新しい部分はない。 むしろ面白いのは冒頭の "一. 麻雀の起源" と "二. 日本に於ける發達の歴史" の二章。
"一. 麻雀の起源" の方は、葉子戯、馬吊、同棋などから麻雀が成立するまでの流れを紹介したもの。"麻雀の起源に就いても、歴とした文献がないのだから種々の書物に少し宛載っている文章を見つけては推定していくしか方法がなく" の但し書き付きながらも、一応の流れは掴めるようになっている。
"二. 日本に於ける發達の歴史" は、名川彦作が日本に麻雀を紹介してから、その普及の過程をなぞっている。当時の各種団体の設立や榮業倶楽部の乱立の様子が生き生きと伝わってくる。また、日華對抗戰などの各種大會の様子も多くの関係者の名前とともに伝えられており (菊池寛は言うに及ばず、正力松太郎の呼びかけが元となって日華對抗戰が実現したり、時の逓信大臣小泉又次郎から全国大會優勝杯が寄贈されたり) 、まだ麻雀がハイソな遊びであった時代背景が伺われる。
51年間に渡り、町工場の旋盤工を勤めてきた著者によって語られる、現場の職人魂。
技術をただの定型作業として捉えるのではなくその本質をきちんと理解していることで、持ち込まれる無理難題を解決していったエピソードには素直に拍手を送りたくなる。
また、従来の旋盤からNC旋盤への移り変わりによりブラックボックス化が進み、技術の伝達が失われていく様子が印象的。 これは切削の世界に限らず、工学の多くの世界で同様のことが起きているように感じる。
著者のASIOSは、超常現象の謎解きの主催者である本城達也氏を中心に結成された懐疑派の超常現象調査会。メンバーには、山本弘会長をはじめとすると学会のメンバーも何人か。
有名な超常現象について、伝説と真相を併記する、ちょうどトンデモ超常現象99の真相に近いスタイル。 取り上げられている事例は、比較的タイムリーなものが多いのも嬉しい。中には、ゲイル・セントジョーンやジョー・マクモニーグルといった今時の人も。
今年最初のトレイルレースとして、道志村トレイルレースに参加してきた。
まず、会場へのアクセスの悪さは折り紙付き。
今回の宿泊は、道志温泉日野出屋にしたが、これが大当たり。

レース前日には、コースディレクターの野崎光宏氏や、北丹沢12時間山岳耐久レース2連覇中の宮原徹氏による説明会があった
レース当日は、4時頃に起床して朝食と準備を済ませる。
鉄を削るに続いて、小関さんの本をもう一冊。
今回は旋盤の世界にとどまらず、大田区の様々な町工場を巡り、職人達の声を拾っている。 自分も分野は大きく違えど技術屋の端くれであるので、その思想に共感できる部分は多い。
先日の道志村トレイルレース途中リタイヤの悔しさを忘れないうちに本格的な山岳練習をはじめようと購入。
探してみると、今まであまり視野に入れていなかった秩父方面もトレイルランの練習ができそうな場所がありそう。
巷で良く騒がれる食糧危機説の実体を一つ一つ解きほぐしてくれる。 「BRICsが世界の穀物を食らいつくす」、「買い負けで魚が手に入らなくなる」、「食料生産は限界に達している」などなど、よく語られる内容のほとんどが、過去にも定期的にブームとなっている (そして予測が大外れしている) 各種の食料危機説と同様に根拠のない煽りだということがよくわかる。
また、食料危機説に反論するだけでなく、それらが生まれる背景についても触れているのが面白い。 特に、なぜ日本でだけ食糧危機が叫ばれるのかについて、日本では中産階級以上も戦後の飢餓を体験してからとする論は興味深い。
道志村トレイルレースの悔しさを忘れないうちに山岳練習を。
まずは、近所の東上線沿線の金勝山~官ノ倉山あたりから攻めてみる。
別冊宝島編集部(編) となっているが、奥付を見ると実質的な著者は郡司和夫だった。
見事なトンデモっぷりで、実在するのかも不明な加工食品メーカの社員の談話や全く裏をとっていない思い込みだけをもとにこれだけ叩けるというのはある意味感心する。
よく世間で語られる雇用に関する俗説を見事に打ち砕いてくれる本。
終身雇用の崩壊、正社員の減少と派遣社員への置き換えといった巷で良く語られる論説がいかに怪しいものかがよくわかる。統計のインチキの見抜き方を学びたい向きにもおすすめできる。
あまり体系的にまとまった本ではないが、沢山のtipsが詰まった本なので、一つくらいは使えそうなネタが拾えるはず。
とりあえずsmart.fm (本書中ではiKnow!という名前で紹介されているが、2009年3月からサイト名が変更されている) あたりからはじめてみよう。
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_ 海老原嗣生 [筆者です。見事な書評ありがとうございます。これだ短文で、筆者の言いたいことそのまま代弁。嬉しい限り。次回作の帯の檄文..]
_ fukumoto [著者からの直々のコメント光栄です。 次回作も期待しております。]
_ 海老原嗣生 [FUKUMOTOさん ご無沙汰してます。海老原です。 新刊本が出ます。お約束した「オビ」、ご依頼間に合わず、出来とあ..]