アメリカが抱える問題は数多くあるが、それらをすべて貧困という切り口で扱ったルポタージュ。
映画 "SiCKO" で有名となった医療費の問題、国民病とも言える肥満問題、災害による経済難民問題、貧困の連鎖の犠牲者となる若者たち、戦争の民営化の犠牲者となるワーキングプア、すべてが貧困と密接な関係がある。
米国に拠点を置く著者らしく、豊富なインタビューも魅力。
集団訴訟で話題になった新風舎の共同出版商法の糾弾本。
被害者側に大きく肩入れしているため、全編を通して新風舎憎しの論調であり、客観性はない。無知なままに共同出版契約を結ぼうとしている著者に注意喚起するという目的は達成されているが、ルポタージュとしての質は低い。
新風舎側の人間へのインタビューは、新風舎に嫌気がさして退職した元社員のみ。一番の見所は、その退職者から入手したとされる営業マニュアル。この種の詐欺に遭う人々がどういったキーワードに反応するかは興味深い。
Googleの技術やサービスではなく、その背後にある行動原理について考えた本。
特にGoogleの経営陣にインタビューを行ったわけでもなく、公開情報からの類推に過ぎないが、その「広告収入を増やすためにひたすら事業拡大を目指している」という推理は大きくは外していない様に見える。
主に都会から田舎に移り住んで起業した成功例をまとめたもの。
本当は成功例よりも失敗例の方に学ぶことが多い気もするが、こちらはあまり具体的な実例ではなく一般論が中心。色々と仕方がないのだろうけど。
著者は長年信販会社で債権管理・回収に携わっていた方。
クレジットの法的な問題や社会的な位置付けについては専門外と言うこともあり踏み込みが浅いが、債権管理の立場から見た実エピソードの数々は実に興味深い。

お仕事でシンガポールへ。実はシンガポールへ来るのは初めて。
本書で取り上げられている異常犯罪の事例は興味深いが、その考察は後付け的に見えてしまう部分が多い。これは本書に限らず、精神医学系の本の多くに言えることだが。
著者は野村総研の研究員のため、技術の詳細ではなくビジネス側から俯瞰した内容。
2009年の出版のため細かい部分では少し古くなっている内容もあるが、大筋は今でもそれほど変わっているものではない。クラウドをこれから利用することを考えている人が一冊目に読むのならばお勧めできる。
2巻目にしてようやく話が動き出し、自転車マンガらしくなってきた。自転車のウンチクも少しづつ増えてきた。
対決はベタといえばベタな展開なのだけどやっぱり面白い。
野村総研での金融コンサルの仕事を通じて出会ったお金持ちたちの生態を描いた一冊。
残念ながらお金持ちになる方法はスコープ外だが、彼らの金融資産ポートフォリオや財産への考え方は実に興味深い。
元夫の鴨志田穣がアルコール依存症に陥った経験を持つ西原理恵子によるアルコール依存症という病気の紹介。今回はお笑いは一切無し。
言ってしまえば "アルコール依存症は病気であるので専門家による正しい対処が必要" というメッセージが繰り返されるだけだが、それだけアルコール依存症が病気として認識されていないということの裏返しだろう。
昭和60年発行の麻雀イカサマ本。
この頃には既に全自動麻雀卓が普及し始めていたはずだが、手積みを前提としたネタが多い。それなりに当時の麻雀雑誌などを読んでいる向きには、あまり新鮮なネタは無いように思える。
文章はかなりクセがある。昔の週刊誌的、と言ったら伝わるだろうか。根拠不明な与太話を書き飛ばしているような雰囲気も、今となっては味がある。
著者はもともと流通業界紙の出身だけあり、その視点からのアマゾンの分析は面白い。また、潜入ルポとしてアマゾンの流通センターの内情を僅かとは言え明らかにしたのは見事。
一方で、アマゾンという企業の分析は全く物足りない。アルバイトで潜入した立場から得られる情報は限られており、それをどうこね回しても根拠の薄い憶測にしかならない。その最たるものがアマゾンとブックオフの関係で、たまたまアルバイト中に目にしたベンダーコード一覧にブックオフの名前があったことだけを根拠に中古本を新品として売ってるのではないかと邪推するが、アマゾン側に一蹴されている。
また、取ってつけたような格差社会批判や再販制度擁護は考察も甘く、むしろ無かったほうが良かった程度。
水問題の本だが、低年齢層を意識している作りで分かりやすい。
ヴァーチャル・ウォーターや食糧自給率など批判も多い概念も素朴に紹介しているあたりは、学者ではないジャーナリストの限界か。
比較的まっとうな資産運用本。
読みやすいしトンデモ度も低いが、それ以上ではない。独自の視点がほとんど無いため、資産運用本をある程度読んでいる人が読んでも新たに得られる情報は少ない。
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